2017年2月22日水曜日

ヒーロー

私は子供が苦手だ

葬式などで親戚の息子、娘なんかが集まる事があるわけで

そこで昔、私は酒を飲んで酔いつぶれたわけだ

その酔いつぶれて寝ているところへ、親戚の子供がやってきて

寝ている私の腹の上に ドンッ! と両足ジャンプで飛び乗ってきた


意識が半分吹っ飛んでいるところへ あの衝撃

当然痛みと気持ち悪さで、盛大にゲロったわけだ

そんな地獄の思い出があるうちは苦手なのだと思う



そんな事もあったが、また別の日のこと

私はご機嫌でお出かけした

向かった先は、そう デパート!

デパートの最上階のトイレに行き、いつものように個室(アナル部屋)でアナルにウォシュレットをあてて ご堪能していたわけだ


余は満足じゃ・・フフ


しばらくして私はトイレを後にしたのだが、そのトイレを出てすぐの所に女の子が・・

泣いている

・・・・

・・・・

私は気づかないフリをして歩きだした




が、


女の子を通り過ぎた所でその足が止まった


俺の中の熱い血がそれを許さなかったのだ


私は振り返り女の子に尋ねた 「お母さんは?」「一人?」

泣いたままうなずく女の子

こういう場合デパートのサービスセンターにでも行けばいいのか?と悩んだが、サービスセンターは1階であまりにも長い距離を連れ回すのもどうかと思い

私はトイレの近くにあるゲームセンターへ連れて行ったわけだ

なけなしの10円で ジャンケンゲーム をやっていると


ジャンケン! カチ! ヤッタネ!


女の子が少し笑った

もっと笑顔が見たい俺はコインをいれた

次の瞬間

「ちょっとぉおおお!!」

・・・その子の母がやって来た

母「なにやってんだよ!!」

俺「いや、笑顔を・・」

母親は鬼の形相で私に言ってきた

母「なに言ってんだよ!!!」

大人の女の人が目の前で鬼になると、その威圧感はすさまじく



俺 「・・すみませんでした」  条件反射で俺は謝った


睨みつける母親


その後、子供を引きずるように親子は去っていった



ジャンケンゲームが制限時間で止まり

マケ!

・・・・


時には負ける時もある

だが、たった一瞬でも女の子の笑顔が見れた俺は 勝ち だと思う





                              ゲスダゲスオ